どうしたらHIV感染する?

HIVの主な感染経路は3つ

性行為(0.05%~1%)

HIVは、HIVに感染している人の「血液」「精液」「膣分泌液」の中に含まれています。
HIVを含んだこれらの体液が、性行為により、粘膜や傷口に接触すると、そこからHIVが体の中に入り感染する可能性があります。
性行為とは、「セックス」「オーラルセックス」「アナルセックス」のことをいいます。

特に感染しやすい行為は、コンドームなしのセックス(特にアナルセックス)です。
※日本国内では性行為によるHIV感染が、最も多いと報告されています。

血液感染(注射器の共有 0.67%)

麻薬や覚醒剤などの使用で、HIVを含む血液がついた注射器(注射針)を使いまわすと、HIV感染する可能性があります。
※ちなみに、HIVに感染している血液を輸血してしまった場合は、90%の確率で感染するといわれています。

母子感染(0.5%~30%)

母親がHIVに感染している場合、妊娠中や出産時、赤ちゃんに感染する可能性があります。
妊娠中から医師の治療を受けることにより、感染率は1%以下におさえることができます。
感染に気づかず、治療を行わなかった場合、30%の確率で赤ちゃんに感染するといわれています。

日常生活でうつる?

HIVの感染力は非常に弱いので、性行為以外の日常生活では、まず感染することはありません。

また、HIVは、体の中では生きることができますが、一度体の外に出ると、生きることができません。
なので、以下の様なことでは、HIVに感染しません。

HIV感染しない日常の行為

汗、涙、唾液、電車の吊革、手すり、お風呂、洗面台、トイレ、回し飲み、同じ蚊に刺される

日常生活で注意が必要なこと

  • カミソリ
  • 歯ブラシ

これらは、血液や体液が付着する可能性があるので、共用しないようにしましょう。

日本の感染者数&感染経路

2015年末時点での、HIV感染者、エイズ患者は以下のような数値になっています。

HIV感染者 17,909人
エイズ患者 8,086人
合計 25,995人

HIV感染者

2008年をピークに、毎年1,000人以上の新規感染者が増えています。

2015年データ

1,006件(前年1,091件)

HIV感染者(日本国籍)
男性 860件(前年959件)
女性 38件(前年35件)
合計 898件(前年994件)
HIV感染者(外国籍)
男性 88件
女性 20件
合計 108件(前年97件)
年齢

20~30歳代に集中しています。

20歳代 320件
30歳代 325件
合計 645件(全体の64.1%)

エイズ患者

2006年移行、毎年400人以上がエイズを発症しています。

2015年データ

428件(前年455件)

エイズ患者(日本国籍)
男性 379件(前年409件)
女性 11件(前年13件)
合計 390件(前年422件)
エイズ患者(外国籍)
男性 30件
女性 8件
合計 38件(前年33件)

HIV感染経路

性的接触による感染 88.2%

  • 異性間の性的接触 19.5%
  • 同性間の性的接触 68.7%

母子感染 1件

※2013年、2014年も1件の報告となっています。

HIV感染報告数

  • 東京
  • 大阪
  • 愛知
  • 神奈川
  • 北海道
  • 千葉
  • 福岡
  • 埼玉
  • 静岡
  • 兵庫

HIVに感染したらどうなる?感染~発症

HIVに感染すると、私たちの体の免疫を徐々に破壊していきます。
以下は、感染に気づかず何も治療を行わなかった場合の、「感染初期~エイズ発症」までの流れです。

感染初期(2~6週)

感染して2~6週で、発熱、喉の痛み、倦怠感、筋肉痛など、インフルエンザのような症状が出る場合があります。
50~90%の人に、発熱や筋肉痛などの症状があらわれたと報告があります。
この期間、HIVウィルスは急激に増加します。

無症候期(数年~10年)

何も症状がない期間が、数年~10年ほど続きます。
数年~10年と書いていますが、1年で発症する人もいれば、10年以上発症しない場合もあります。
何も治療をしなければ、免疫力は低下し続けます。
この期間、HIVウィルスは一旦量が減りますが、徐々に増加していきます。

エイズ発症期

免疫力がさらに低下し、下痢を繰り返したり、急激な体重減少が起こるなど、様々な症状が出てきます。
免疫力が低下することで、健康な人では問題ない種類のカビ、細菌、ウィルスなどが原因で病気や感染症が起こります。
これを、日和見感染症(ひよりみ)といいます。
日和見感染症は、具体的に23種類の病気が指定されており、これらにひとつでもあてはまると、「エイズ発症」と診断されます。
この期間になると、免疫細胞よりもHIVウィルスの量が多くなります。

HIV・エイズは治る?

いまのところ、HIVを治すことはできません。
ただ、現代医学の発展で、薬を飲み続けるなど、きちんと治療をした場合、エイズを発症させないこともできるようになっています。
また、2016年には、イギリス在住の男性の血液内から、HIVウィルスが完全に除去されたというニュースが発表されました。
現在は、50人のHIV患者に対して、HIV治癒の実験を行っており、いよいよHIVを完治させる日も、すぐそこにきているかもしれません。

イギリス在住の44歳の男性が、歴史上初のHIV治癒にあと一歩のところまで来ています。科学者たちは新しい治療を試みていて、その結果この患者さんの血液内からHIVウイルスが完全に除去されたとのことです。

HIV感染は予防できる?

性行為でのHIV感染を予防するには、コンドームを正しく使用することで、ほぼ100%予防することができます。
正しく使用するというのは、コンドームが破れていないか、付け方を間違っていないかなどはもちろんですが、挿入する直前ではなく、性行為の最初から最後までつけておくなど、正しい知識必要です。
また、口の粘膜から感染する可能性があるため、オーラルセックス(フェラチオ、クンニなど)時にもつけておく必要があります。
※コンドームはHIV感染だけではなく、性感染症(クラミジアなど)の予防もできます。

正しく使用すれば、ほぼ100%安全です。

不安を感じているならまずは検査を

HIVに感染しているかどうかは、「検査」をしないとわかりません。
もしいま不安に思っているなら、悩むよりまず「検査」を受けましょう。
不安になる気持ちはわかります。し、自分を落ち着かせるためにHIVのことを調べる気持ちもわかります。
しかし、インターネットで調べれば調べるほど、不安は大きくなります。
いくら確率を調べても、症状を調べても、心のモヤモヤがスッキリ晴れることはありません。

保健所や病院で誰かにあったらどうしよう・・・
会社を休めないし、検査の日が合わない・・・

っという方には、自宅で簡単に検査できる検査キットなども出ています。
100%不安をなくすために、100%安心するために、まずはHIV検査を受けましょう。

いま抱えているそのモヤモヤや心の不安を、すぐに取り除くことができますよ。

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